ロートアイアンは、歴史的にヨーロッパの貴族や富裕層の邸宅、教会などで装飾や建材として用いられてきたため、芸術家や建築家など、文化的な背景を持つ人物との関連が深いです。
建築家として活躍してきた人物が、ロートアイアンの多様な魅力を引き出し現代に伝えています。今回はその代表的な建築家をご紹介したいと思います。
スペインの建築家ガウディは、サグラダ・ファミリアをはじめとする数々の作品で、ロートアイアンを多用しました。彼の作品に見られる曲線的で有機的なデザインは、ロートアイアンの柔軟性を最大限に活かしたものです。ガウディは、ロートアイアンの持つ素材の魅力を引き出し、自然界の有機的なフォルムを取り入れた革新的な建築作品を生み出しました。
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フランスの建築家ギマールは、アール・ヌーヴォー様式の代表的な人物であり、パリの地下鉄駅の入り口デザインで有名です。彼はロートアイアンを流れるような曲線で装飾に取り入れ、アール・ヌーヴォーの優雅な雰囲気を創り出しました。
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ベルギーの建築家で、アール・ヌーヴォー様式の代表的な人物の1人です。オルタは、ロートアイアンを建築の内部装飾に積極的に取り入れ、流れるようなデザインで知られています。
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これらの建築家たちは、ロートアイアンの持つ独特の質感と造形美を最大限に引き出し、建築に芸術的な要素を加えました。彼らの作品は、現在でも多くの人々を魅了し、ロートアイアンの魅力を伝えています。他にも、ロートアイアンを愛した多数の建築家がおりますがロートアイアンの魅力を後世に伝え、そして現代建築にも生かされています。
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