ロートアイアンとデザインのコラム
ロートアイアン(鍛鉄)は、工業製品が主流の現代において、その「手間暇」と「職人の情熱」がそのまま価値となる稀有な存在です。
私たちの製品が「単なる鉄製品」ではなく「一生モノのアート」と呼ばれるのは、すべての工程に妥協なきこだわりがあるからです。
このコラムでは、私たちが最も大切にしている3つのこだわりをご紹介します。
大量生産品では決して出せない、鉄本来の生命感を製品に宿します。
自然界の再現性: 植物の繊細な曲線や、花の雄しべ、雌しべの立体感を、硬い鉄材で再現します。これは、機械では表現できない職人の熱加工技術(鍛造)の賜物です。

叩き跡の意図: 敢えて鉄の表面に鎚で叩いた跡(ハンマーマーク)や歪みを残すことで、無機質な鉄に温かみと重厚なテクスチャを与えます。この「表情」の作り込みが、光の当たり方によって製品を生き生きと変化させます。

機能と美の融合: 単なる飾りではなく門扉の「ハンドル」一つをとっても、握りやすさや手の馴染み方まで計算し、機能とデザインを両立させます。

ロートアイアンは外に設置されることが多いため、「美しさが永く続くこと」が最大の品質基準です。
構造体の精度確保: 大型製品や、複雑な構造を持つ 機能門柱付き門扉などでは、溶接による結合一つ一つに、強度を確保します。
見えない部分の品質: 設置後の安全を保証するため、階段手摺りの角度確認など、目立たない部分の精度チェックこそ、最も時間をかけて行います。
最高水準の防錆処理: 鉄の天敵である「赤錆」を防ぐため、溶融亜鉛メッキによる下地処理を必須としています。この亜鉛層の上に、さらに環境に合わせた高級な防錆塗装を重ねることで、何十年と風雪に耐えうる二重の保護膜を形成します。弊社の亜鉛メッキは特別にこだわりを持っています。
私たちの製品づくりは、伝統技術の継承と現代技術の活用のバランスの上に成り立っています。
精確な寸法出し: すべてのパーツをデジタルデータに基づいて正確に切断・加工します。ここで得られた「機械的な精度」が、手仕事の基盤となります。
職人の感性による最終調整: 溶接・組み立ての工程では、ただ寸法通りに組むのではなく、全体の「流れ」や「バランス」を職人の目で判断し、微細な歪みやねじれを手作業で修正します。
この、「設計・強度」と「鉄を操る職人の感性」が融合することで、初めて私たちの目指す、「永く愛される、魂のこもったロートアイアン」が完成するのです。
本物のロートアイアンをじっくりとご覧ください。
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