ロートアイアンとデザインのコラム

弊社の工場のあるフィリピンでは台風シーズンが到来しております。ここのところ毎日大雨であったり、洪水になったり天候が不安定な日々が続いておりました。

本日は久しぶりの晴れ間となっています。

シンプルなデザインのフェンスですが、ロートアイアンの伝統的な技法であるねじり加工を施しています。

弊社のCAD図面を製作している技術者の仕事風景です。図面の作成にかけてはずば抜けた集中力を発揮します。

鋼材の歪みをチェックしています。歪み補正がとても得意な職人なので、職人仲間から全幅の信頼があります。

ロートアイアンは手作業が多いのですが、力仕事も多いです。太い鋼材は鉄を赤らめて曲げ加工していくのですが、細い鋼材は人力でゆっくりと曲げて加工する事もあります。力加減が大事ですが、そこは日々ロートアイアンばかりを製作している弊社の職人は声掛けしながら丁寧に作業しています。

アイアンのパーツを製作し終えると、パーツをまとめてデザインをかたちにしていきます。

御田製作所の工場は、職人の力と情熱と長年培われた確かな技術が交錯し、無から有を生み出す創造の場です。

炎と鎚が奏でる音、飛び散る火花、そして一つ一つの工程に込められた職人の真摯な眼差し。

これら全てが一体となり、お客様の期待を超える「本物」のロートアイアン製品が日々生み出されています。

私たちはこれからも、この現場の息吹を大切にし、お客様の空間を彩る「一生もの」の鉄の芸術を創造し続けてまいります。