COLUMN ロートアイアンとデザインのコラム

2026.02.16製造現場

ロートアイアン製造現場から~一生ものを愉しむための4つのエッセンス~

 

「鉄」という素材が、職人の手によって芸術へと変わるロートアイアン。

知っているようで知らない、その奥深い世界を製造現場の視点から紐解きます。

 

1. 「ロートアイアン」と「アルミ鋳物」の決定的な違い

見た目が似ているため混同されやすいですが、実は全くの別物です。

鋳物(いもの):溶かした金属を型に流し込んで作る「チョコレート」のような製法。大量生産に向き、表面が滑らかですが、衝撃に弱く、デザインが画一的になりがちです。

ロートアイアン:真っ赤に熱した鉄をハンマーで叩き、延ばして形を作る「お餅」のような製法。職人の力が加わることで鉄の粒子が整い、圧倒的な強度と、一つひとつ異なる「ゆらぎ」が生まれます。

 

ロートアイアンと既製品、何が違うの?

 

2. なぜ「叩く」のか? 槌目(つちめ)の魔法

ロートアイアンの表面をよく見ると、ボコボコとした小さな凹凸があります。これが「槌目(つちめ)」です。

これは単なる模様ではありません。鉄を叩くことで不純物が抜け、密度が高まって強靭になる証です。

また、この凹凸が光を乱反射させることで、マットな塗装でも「深い陰影」が生まれ、空間に重厚な気品をもたらします。

 

3. 実は「サビ」は怖くない? 現代の防錆技術

「鉄=サビる」というイメージがありますが、現在のロートアイアンは非常に長持ちします。

弊社の製品は、以下の多層コーティングを施しています。

 

溶融亜鉛メッキ:鉄の表面を亜鉛の膜で覆う「最強の防錆」です。

下地塗装:密着性を高めます。

上塗り塗装:吹き付け塗装します。

仕上げ塗装:お好みの色やアンティーク調の質感を加えることができます。

 

万が一キズがついた場合も、タッチアップ塗料で補修すれば、そのキズさえも「味わい」として育っていくのがロートアイアンの魅力です。

 

ロートアイアンの製造現場から~御田製作所の溶融亜鉛メッキ~

 

4. ロートアイアンが「一生モノ」と呼ばれる理由

ヨーロッパの街並みを歩くと、数百年前に作られた鉄の門扉が現役で使われているのを目にします。

ロートアイアンは、壊れたら捨てる「消費財」ではなく、修理や塗り替えができる「資産」です。

10年ごとに色を変えて楽しむ。世代が変わっても使い続ける。

時の経過とともに価値が増していく、まさに「住まいと共に成長するパートナー」なのです。

 

ひとくちメモ

ロートアイアンに触れたとき、少しだけ「温かみ」を感じることがありませんか?

それは、無機質な鉄に職人の情熱(熱量)が伝わっているから……かもしれません。

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