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今日は、4月も後半にさしかかるというのに、外は冬のような寒さでしたね。寒かったり、暑かったり気温の差が激しい季節ですが体調を崩さぬよう気を付けないとですね。
さて、本日のコラムは世界のロートアイアンシリーズ~ドイツ編~をお届けします。
ドイツというと、歴史的価値の高い中世が残る街並みもあれば個性的なモダニズム建築もあり観光するなら一度は訪れてみたい魅力溢れる国です。
一説でドイツは、セキュリティとしてのロートアイアン発祥地とも言われているぐらいロートアイアンの歴史が深い国でもあります。ドイツの技術や機能美は沢山の学びがありますよね。
装飾美から機能美へ~バウハウス~
第二次世界大戦前のドイツにおいて、ほんの14年間という短い期間ですが世界初の本格的なデザイン教育機関「バウハウス」が誕生しました。本格的というのは、産業と芸術を融合した総合的な教育だったからです。
美術大学と工芸学校を統合した「バウハウス」は、生活環境の総合化を目指した芸術学校改革となりました。「バウハウス」とは、ドイツ語で「建築の家」という造語で、当時の教育目標は完璧な造形美術である建築にありました。
バウハウスの教授陣は豪華な顔ぶれでした。個性あふれる自由で様々な理念を持ったそれぞれの分野で活躍する芸術家たちが、造形や芸術の基礎を自由に教えたことが、バウハウスが短い期間でありながら後世に大きな影響を与えた要因となりました。
こうしたバウハウスというムーブメントのなかで、いわゆる機能的で美しい「ドイツデザイン」が誕生しました。
建築に600年以上もの年月がかかったと言われるゴシック様式の大聖堂です。その威厳のある大聖堂にふさわしいロートアイアン製の全長約58m、高さ約3.6m、重さがなんと約12tもあるというフェンスは拝みたくなる作品です。
歴史を感じるだけでも色々な想いがめぐり素晴らしさが伝わってきます。
ケルンの街を歩いていると目にするお店の看板。看板に使われているロートアイアン1つとってもデザインを楽しんでいるのが伝わります。
ミュンヘンの街のロートアイアンの門扉とアーチ。アーチの中心にツタにつかまったカエルがデザインされていたり、アーチと門扉の堺が自然なスタイルになっていて素敵です。
エルベ川にまたがるアウグストゥス橋を眺めるなが~いロートアイアンのフェンス。
ロートアイアン製のフェンス越しに見える、青空、アウグストゥス橋、エルベ川がとてもロマンチックです。
ドイツには、様々な様式のデザインがありエリアによって色々楽しめます。
ロマネスク様式の建築の中に、バロック風の装飾があったり、ゴシック建築の教会の中にロマネスク様式やロココ様式のデザインがあったりと色々な様式がミックスしている建物もあります。
技術と機能美に優れたドイツですが、弊社の社長がドイツで購入したロートアイアンの技術本を見ても、ドイツ文化の素晴らしさを感じます。
世界のロートアイアン~フランス~
本物のロートアイアンをじっくりとご覧ください。
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