東京では、また厳しい暑さが戻ってきております。。皆様体調を崩さず元気にお過ごしでしょうか。これから夏本番を迎えるわけですが、暑さをしのぐ優れたグッズを買い少しでも快適に過ごしていきたいですね。
弊社営業は、先日協力会社から空調服を購入し新調しましたが外周りがだいぶ快適なようです。暑さを乗り切るために開発された製品、我々の強い味方です。メーカーさんに感謝ですね。
さて、本日も弊社ロートアイアンの製造現場からお届けします。本日のテーマは「マニュアル化できる業務とできない業務」です。
工場での製作現場では、単純作業や機械で繰り返し行える作業などはマニュアル化しやすいですし、人による作業のブレを防ぐことができるので適しています。
また、定期的に行う作業や繰り返し行う作業なども忘れてもマニュアルを見れば思い出せますし、誰が担当になっても問題なくスムーズに作業を行う事ができます。
対して、マニュアル化できない作業は人の判断や工夫が必要な場合などです。
ケースバイケースで作業が変わるものや、経験や知識の上で判断が必要になってくる作業、創意工夫が求めらる作業はマニュアル化できません。一般的には、マニュアル化=効率化、コスト削減等プラスのイメージが大きい印象です。弊社のような人の手で製作する工程が多い工芸品を製作している会社においては、デメリットとなる事があります。
日々自発的に考えることで養われる発想力も落ちてしまいますし、工夫をこらしたり経験や知識をもとに作業するやりがいも失ったりします。人間の仕事なのでロボットと違い、人間にはこころがありますので作業にやりがいやモチベーションというものが大きく影響したりします。
効率性を考えると、ロボットやAI技術に頼るのが良いのかもしれませんが人の手を加え丁寧に製作した製品には機械で大量生産される製品と違いこころに響く魅力が付加されていると思います。世の中のすべての製品が効率化され機械化されAI化されていったらどうなってしまうのでしょう。コストは削減でき価格は優しくなるかもしれませんが、人間にとって幸せな生活になるのでしょうか。
効率化され進化していく社会でも、芸術品や工芸品など進化せずに人の手で製作するもの、こころにうったえる魅力があるものが残っていてもいいですよね。
本日の工場の作業では、こちらの歪みチェックがマニュアル化できない作業の例です。
視覚的経験や触覚的経験を生かしながら曲げ加工をしています。文章並べ連ねたマニュアルを見るよりも、経験が生きる作業です。図面はありますが図面通りにはいかない僅かな誤差もこういった人間の感覚に頼るところが大きいです。
溶接の作業も、視覚でチェックし経験に基づく技術で作業していきます。力加減など溶接個所によっても違いますし人のセンスによるところも大きいです。
アイアン小物の下処理作業。こちらも、手の感覚や視覚にたよる作業です。
本日の朝の体操前の一幕です。国旗掲揚です。弊社工場には日本の国旗とフィリピンの国旗、緑十字(安全や衛星のシンボルマーク)が掲揚されています。
体操前に、国歌(日本とフィリピン)が流れ社員は胸に手を当てながら聞いています。この写真は国歌が流れる前のようです。
本物のロートアイアンをじっくりとご覧ください。
暮らしを彩るデザインを専任スタッフがご提案いたします。
※事前にご予約いただければ、スムーズなご案内が可能です。