ロートアイアンとデザインのコラム

さて、本日は「手仕事の魅力」について考えてみたいと思います。

AI化も進み、激動の時代にある今ですが、皆様にとって、手仕事でつくられたものとはどのような存在ですか？

現代社会では、効率化と生産性を追求する傾向がありますので、多くの物が機械化され大量生産されています。企業努力で価格もローコスト、納期も短納期、機能性や実用性も多く求められるようになりました。そんな世の中で手仕事の魅力とはいったいなんでしょうか。

手仕事の魅力とは？

①唯一無二の存在感

機械では再現できない、微妙な表情の変化や形の歪みなどが、それぞれの作品に個性を与えます。世界に一つしかない、あなただけの作品を持つことができるという特別感が魅力です。

②つくり手の想いが込められている

職人が一つ一つ丁寧に作り上げた作品には、作り手の情熱やこだわりが込められています。作品を製作するまでにも1品1品にストーリーがあり使う人のことを考えながら作られた作品は、使う人に温もりや喜びを与えてくれます。

③時間と手間をかけて作られる

機械生産に比べ、手仕事は時間と手間がかかります。その時間をかけて作られた作品には、重みや深みが生まれ、長く愛用できる価値を生み出します。

④技術の継承

古くから伝わる伝統的な技法で作られた作品は、文化や歴史を継承する役割も担っています。職人の技術を後世に伝えていくことで、伝統を守り、新たな価値を生み出すことができます。

「温故知新」という言葉がありますが、伝統を温めながらも新しい発想や知恵も取り入れ継承していくのがつくり手の使命でもあります。

⑤サスティナビリティ

手仕事で作られたものは、大量生産品に比べて環境への負荷が少なく、持続可能な社会の実現に貢献します。初期コストは大量生産されるものよりも一般的に価格が高いかもしれませんが長く使い続けることができます。

こういった魅力もそうなのですが、手仕事には心の豊かさをもたらすという最大の魅力があると感じます。五感で感じる喜びもそうですし、日々の生活に潤いを与え生活を豊かにすることができると思います。

手仕事の魅力をより多くの人に知ってもらうために、我々のロートアイアンを知ってもらう活動を続けていければ嬉しいです。手仕事は、単なるモノづくりではなく、そこには作り手の想いが込められています。1つ1つの作品には、つくり手の想いや技術、そして時間という価値が込められています。そして、それは単なるものを持つ喜びだけでなく、文化や歴史、人と人のつながりを感じたり、ストーリーを想い出したり、心に響く製品としてお客様にお届けすることも手仕事の大切な役割です。

手仕事の魅力を今後もお伝えしていきたいと思います♪

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