本日も弊社工場より職人の仕事をお届けします♪
まずは、手すりの原寸大図面を広げ作業にあたっているところです。
仕事をする前にデザインの確認をしたり鋼材をどのように曲げてかたち作っていくか検討します。
工場の一角にある乾燥室。これから屋外を彩るアイアンのフラワーボックスたちが、静かにその時を待っています。一つ一つ丹精込めて作り上げられたフラワーボックスが、美しさと耐久性を永く保つための重要な工程、「塗装後の乾燥」の現場です。吊るされた艶やかなブラックのフラワーボックスは、まさに塗装を終えたばかり。
溶融亜鉛メッキによって施された防錆の下地の上に、職人の手によって丁寧に塗布された塗料が、光を反射して上品な光沢を放っています。邸宅の窓辺やバルコニーを優雅に飾るという大切な役割。その使命を果たすための準備が、この乾燥室で着々と進められているのです。
手前にある、まだ塗装前の銀色のフレームもまた、これから同様の工程を経て、美しい装飾品へと生まれ変わります。同じデザインでありながら、塗装の有無で表情が大きく変わるのが、アイアン製品の面白さでもあります。
この乾燥工程は、見た目の美しさだけでなく、ロートアイアンの「一生もの」としての品質を保証する上で欠かせません。塗料が完全に硬化することで、外部からの衝撃や、厳しい天候の変化にも耐えうる強靭な塗膜が形成されます。
職人が炉の炎の前に立ち、赤々と熱せられた鉄と向き合っています。この炎こそが、鉄を柔らかくし、職人の意のままに形を変える力を与える源です。
職人がグラインダーで鉄の表面を丁寧に磨き上げています。飛び散る火花は、まさに「削り出す」という言葉が示す通りの、鉄と職人の技術がぶつかり合う情熱の証です。この研磨作業は、製品の仕上がりを左右する重要な工程であり、表面の滑らかさと美しさを生み出すための職人のこだわりが光ります。
まばゆい火花を散らしながら鉄材が切断されています。これは、壮大なデザインを形作るための、まさに最初の「始まり」の工程。鋭い閃光の中に、職人の集中力と、精度の高い切断技術が凝縮されているのが見て取れます。
これらの製作途中の写真は、私たちが普段目にしている完成されたロートアイアンの裏側にある、職人の妥協なきこだわり、そして「本物」を追求する情熱の証です。炎と鎚が奏でる音、鉄の匂い、そして汗が飛び散るような作業の中で、一つ一つのパーツに魂が込められ、それは、お客様の空間を何十年にもわたって彩り続ける「一生もの」の芸術作品へと昇華していくのです。
本物のロートアイアンをじっくりとご覧ください。
暮らしを彩るデザインを専任スタッフがご提案いたします。
※事前にご予約いただければ、スムーズなご案内が可能です。