COLUMN ロートアイアンとデザインのコラム

2025.06.13製造現場

ロートアイアンの製造現場から~製品のデザインパーツ製作~

鉄に命を吹き込む、職人の手仕事

私たちのロートアイアン製品がお客様の目に触れるのは、設置され、その空間に溶け込んだ完成形です。

その裏側には熱と汗、そして職人の情熱が息づく製造現場があります。

今回は、ロートアイアン「デザインパーツ製作」の工程に焦点を当て、無機質な鉄がどのようにして息をのむような芸術品へと昇華していくのか、その舞台裏をご紹介します。

 

デザインパーツ製作の始まり

 

一本の鉄が持つ無限の可能性

お客様からいただいたオーダーメイドのデザイン図面の設計図は、まず一本の「鉄」という素材へと落とし込まれます。丸棒、角棒、平鋼、角パイプ..。一見どれも同じ鉄の棒に見えますが、どの径や厚みの鉄を選ぶか、そしてそれをどのように加工していくかで、最終的なデザインの表情は全く異なります。

私たちの職人は、図面から製品の完成形を立体的に想像し、最適な素材を選びます。そして、この鉄を加熱し、冷やし、叩き、曲げることで、デザインの意図を忠実に、しかし生命力に満ちた形で表現していくのです。

 

細部へのこだわり:息吹を宿す装飾パーツ

デザインパーツ製作では、大枠の曲線美だけでなく、門扉の取っ手一つ、デザインの端部の装飾一つにも、職人のこだわりが宿ります。

パーツ製作は製作の合間に、時間をかけて1つ1つ製作します。パーツカットはある程度まとめて製作します。

カットしたパーツを溶接して花の原型を製作していきます。

この花をいくつも溶接して製作していきます。

ここから、さらに繊細なラインだとか形状に加工していきますが、本日の作業はここまででした。

ロートアイアンのデザインパーツ製作は、まさに職人の「魂」が鉄に宿る瞬間です。図面という二次元の世界に描かれた線が、熱い炎と激しい鎚音の中で、三次元の躍動感ある造形へと姿を変えていく。それは、単なる製造作業ではなく、素材の可能性を最大限に引き出し、新たな生命を吹き込む創造のプロセスです。

御田製作所のロートアイアン製品が、設置された空間で唯一無二の存在感を放つのは、この製造現場で職人が一本一本の鉄に真摯に向き合い、その全てを捧げて生み出した「手仕事の証」があるからに他なりません。私たちはこれからも、この伝統と技術を守り、さらなる高みを目指してまいります。

 

おまけ

たわみをチェックしている弊社の職人の姿です♪

鉄職人は、ダイナミックな叩き加工もありますが、細かい繊細な仕事も多いのです。

 

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