近年では環境問題への意識が高まり、企業にはより一層の社会的責任が求められています。
今回のコラムでは弊社がロートアイアンの製造において、環境への配慮と社会的責任を果たすためにどのような取り組みをしているかご紹介したいと思います。
弊社の工場があるフィリピンでは、貧困が今も存在しスラム街も多く、子どもの頃から教育を受けることができず家族を支えるために働いているストリートチルドレンも多く存在します。
弊社の創業者である御田克己が工場のあるカルモナ市にCAD技術者養成学校を寄贈し、それ以降も利益の一部を寄贈しております。また卒業生が現在弊社工場でCADオペレーターとして活躍してくれています。
感謝の心を持って、弊社工場で仕事をしてくれている社員は今現在新しいCADオペ―レーターの教育係を担当しています。教育を提供し雇用を生み、社会に貢献していく流れをつくる。とても大切な社会的意義を感じます。
弊社の扱うロートアイアンは「鉄」が原料です。「鉄」は他素材に比べて単位量当たりの製造時の環境負荷が圧倒的に低いです。
製造段階だけではなく「鉄」のライフサイクル全体をみても大変エコな素材であり優れたリサイクル性があります。
また、人間、動物、植物、生命の宿るすべての生き物の体内に鉄を必要としています。
人間は食事で鉄分を取ったり昔は鉄器でお茶を入れて鉄分を補給していました。女性の貧血と鉄分の関係から、鉄の重要性が確認されたのが17世紀のことですが歴史的に考えても、人間の必須元素発見第一号が鉄であったのも納得できます。ペットの犬猫にも鉄分は必要で、最近ではペットの鉄分サプリメントなども販売されていたりします。植物には鉢に錆釘を入れたりすると良く育ちます。植物は、鉄分がないと光合成ができないのです。海の中も同じで、スキューバーダイビングで海に潜ると海底の沈没船に出会ったりしますが、周囲や船の中には海藻やそれを餌とする貝類や魚類が群がっています。生命あるもの、皆鉄を必要としているのです。
我々の製作しているロートアイアンは地球にとってとてもエコな製品なのです。
工場内の緑化への取り組みと、工場内の汚染水をクリーンウォーターに浄化する施設を備え環境改善に取り組んでいます。
弊社の工場では、社長のこだわりのひとつでもある「工場内緑化」に取り組んでおります。社長は日頃「工場運営には環境破壊がつきものだけど、極力避けないといけない」と言っており、「環境への取り組み」として、また「職場のより良い環境」として、緑が多くなるよう花壇を作ったり植樹したりしております。緑の多い職場環境は、忙しい時には社員の癒しにもなりますし環境にも良いです。
弊社には「排水処理設備」があります。汚れた排水や塗料などの汚染水をクリーンウォーターにして排水しています。取り除かれた汚物は産業廃棄物として処理をしております。
自社でここまで設備を整えるのは大変な事ですが、工場で働く人や環境へ配慮することはとても大事なことです。フィリピンの経済特区での排水基準は、実は日本の基準よりも厳しい基準なのですが世界的にみても実際は守られていないことが多いのが現状です。人や環境へ「配慮や思いやり」を持って環境を整えることで、気持ちよく仕事ができます。小さな会社ではありますが、こういった設備も大切にしいているのは弊社の良いところだと感じています
ロートアイアンの製造は、単なる製品づくりにとどまらず、環境や社会への貢献という側面も持ち合わせています。環境への配慮と社会的責任を意識した取り組みを行うことがこれからの企業にとっては誠実な仕事をする上でとても大事になってくると思います。
製造業として、360度どの角度から見ても、誇りを持って仕事をしていける透明性も持ち続けていきたいです。ロートアイアン業界のさらなる発展に一役でも担っていければ嬉しいです♪
本物のロートアイアンをじっくりとご覧ください。
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