本日のテーマは前回から続き外構の計画についてです。
新しく家づくりをする時って、あれこれ考えなくてはいけない事が多過ぎて、外構まで意識が回らないケースがほとんどですよね。ですので、隅々までこだわって家づくりをするためにはしっかりプランを立ててから動かないと後悔する事も出てきてしまいそうです。予算の問題もありますし、最初から考えて予算を組んでおけば多少追加費用がでても予想外な予算オーバーにはならないはずです。
まずは外構についての考え方を整理する事をおすすめします。外構工事費については全体の建設費用の10%~15%を確保するとバランスの良い住宅になると一般的に言われています。外構については色々な考え方がありますが、一般的な住宅で大きくわけると、以下4パターンになると思います。
①、②の場合は、後述します。
③外構は最低限で良い派の場合
まず外構の依頼先がある場合は直接見積り依頼をします。
依頼先がない場合は、複数の選択肢があります。簡単に済ませたい場合は一括見積サイトがあるので便利です。
また、お住まいを施工されたハウスメーカーや近くの工務店にご依頼されるのも安心かもしれません。他、外構の専門業者さんに依頼することもできます。
信頼できる施工業者さんを選ぶのは難しいですが、長年使用するものですのでしっかり選定された方が良いと思います。
④外構は特にこだわらない派の場合
近くのホームセンターなどへ行き必要な外構だけ少しずつDIYしていくこともできます。最近ではYouTubeなどに参考にできるDIY動画がいっぱいありますのでDIYを楽しめる方はおすすめです。ただし、手摺(てすり)や門扉(もんぴ)など日々負荷のかかる大型製品は事故につながる事もあるので経験と知識を持ったプロの職人さんにご依頼された方が安心だと思います。
②ポイントだけこだわり派の場合
外構の中でもこだわりたいところがあるケースでは、特注品を注文したい、あるいは自分でDIYしたい等の場合があります。
特注品を注文するにしても自分でDIYするにしても既製品を購入するより予算は高くなる事がほとんどです。こだわりポイントにどのくらいの予算を組むかは人それぞれですのでまず最初にこだわっている外構の見積りを取られると良いと思います。
例えば、弊社のお客様の中には家のシンボルは門扉(もんぴ)なのでロートアイアンの重厚で存在感のある門扉が欲しいと施工される建設業者様を通して門扉のみ依頼される事があります。その他の外構は既製品にされ門扉だけこだわる事例です。確かに門扉をかっこよくするだけでも家の見栄えは変わりますね。
また、ゆっくりと時間をかけてDIYされたいという方は基礎工事だけは最初にプロに依頼して素人でも比較的簡単にできるところだけこだわるという方法もあるかと思います。
どちらにしても、外構工事を依頼される業者に相談してみると良いと思います。他こだわるところ以外は③の流れと同じになります。
①外構はしっかりやりたい派
まず最初に、住宅の施工をされるハウスメーカーや建設会社に外構も依頼できるかを確認される事をおすすめします。
外構はやらないという場合は、ご自身で外構業者を探し手配する必要があり手間がかかるのと建物と外構のバランスをとるのが難しく希望通りにいかないケースがあります。外構も依頼できるもしくは提携している外構の協力業者がいる建設会社を選ばれると良いと思います。
こだわりたい方にとって外構業者選びはとても大切になってきます。なぜかというと、外構業者には得意不得意があり、また誠実な会社もあれば不誠実な会社もあるからです。
どんなケースにしても「建物が完成してから外構を考える」というのは間違いで、住まいの建設計画を立てる時に外構計画も進めるのが無難です。建物と外構のデザインに調和が取れ、全体的な空間を考える事ができますし、最初から予算を確保できメリットだらけです。外構工事は、建物が完了した後に行われることが多いので計画も後回しになりがちですが、本来は建物の計画をし始める段階から外構計画も同時に進めるべきなのです。
弊社のお客様でも、依頼されるタイミングが遅くすでに現場で完成してしまっていて取付でや施工ができないというケースが少なくないので早い段階での計画はとても大事だと思います。
ロートアイアン専門メーカーが考える外構で失敗しないためのヒント~外構を依頼する前に
本物のロートアイアンをじっくりとご覧ください。
暮らしを彩るデザインを専任スタッフがご提案いたします。
※事前にご予約いただければ、スムーズなご案内が可能です。