ロートアイアンとデザインのコラム

本日、弊社工場のあるフィリピンでは曇り空です。

工場まで行く途中の高速道路沿いに見える教会の建築物ですが、デザインが目に入ってきます。

さて、本日は弊社工場にいる職人や、現地で育った人々の手先の器用さについて紹介しようと思います。

フィリピンで育った人々のひとつの特徴として、「手先の器用さ」があります。

日本では、100円ショップなどにある便利グッズや使い捨ての便利製品など非常に利便性の良い環境が整っております。工場のあるフィリピンではそういった便利なお店はなく自分で工夫したり製作したり手を加えながら生活用品を使っています。小さい頃から、創意工夫しなくてはいけない環境があることに起因するのかはわかりませんがとにかく皆手先が器用です。

先日、訪問させて頂いた取引先のオフィスにスクラップで製作したこんな模型がありました。

スクラップの形からこういったミニチュア模型を遊び心で製作したようなのですが、素晴らしいですよね。

ものづくりの発想は、こういった遊び心から生まれてくる気がします。

こちらの木彫りの彫刻は、弊社職人の実家のある村でつくられたものです。

製作も速いですし、手先が本当に器用でこういった躍動感のある作品もお手の物です。

素晴らしいな～と感動しますが、その作品の近くで村の子ども達が真似をして木彫りで遊んでいました。小さな子どもなのにそれもまた素晴らし出来栄えでした。

器用な手先を使って作品をつくる大人の後ろ姿を見て、子ども達も自然と学んで育っていくのですね。

弊社に製品をご依頼頂いたお客様のペットの写真を持って行き製作してもらったトイプードルの木彫りです。

お客様に大変喜ばれました♪

弊社工場で製作したものではないですが、工場がフィリピンにあるメリットを生かしてこちらの人々の手先の器用さを生かしたプレゼントとしてお客様にお礼をお伝えするのは良いかもしれませんね。

おまけです♪

弊社工場の職人はジープニーと呼ばれるバスのような車かバイクかトライシクルというバイクの横に2～５人乗車できるもので通勤しています。

面白いのが、トライシクルで工場にくる職人は工場と自宅までの通勤でタクシーのようにお客さんを乗せてお小遣い稼ぎをしています。ついでにきるお小遣い稼ぎですね♪