東京は朝から空は雨模様で、気温も低く寒くなってきました。弊社でも「寒いね~」社員同士の会話が聞こえてきます。この季節になると、帰宅途中に焼き芋を見かけると手を伸ばしたくなってしまいます。焼き芋って美味しくないですか?食すたびになんとも幸せを感じてしまいます♪アメリカの大手料理雑誌に日本産のサツマイモは世界最高のサツマイモという特集の記事が組まれたものを読んだことがありますが、海外では日本産のサツマイモは高級品にあたるそうです。そんな高級品なんて言われている焼き芋を日本に住んでるおかげでお安くしかも美味しく頂けるなんて・・・。
幸せを噛みしめて帰りに焼き芋買って帰ろうと思います(笑)
さて本日のテーマは美しいデザインのある街シリーズ。今回は前回の続きで港区麻布です。
前回は、「麻布狸穴町」「麻布永坂町」「南麻布」についてご紹介させて頂きましたので今回は、残りの「元麻布」「西麻布」「麻布台」「麻布十番」「東麻布」についてご紹介させて頂きたいと思います。
「元麻布」(もとあざぶ)
現在の元麻布一丁目から元麻布三丁目のエリアで、最寄駅は麻布十番駅になります。元麻布という地名はそこが江戸時代に「麻布村」の中心地であったことに由来しています。元麻布ヒルズを象徴として現代的な高層ビルや高級マンションが並ぶ一方、元麻布には善福寺や麻布氷川神社など由緒正しい神社仏閣が点在し、古き良き日本の色と現代的な建築が融合した温かな魅力的なエリアとなっています。坂の上と下ではまるで景色が違う印象です。都心部なのに、開発されていない昔ながらの風情が残っているところも良い環境です。
「西麻布」(にしあざぶ)
現在の西麻布一丁目から西麻布四丁目のエリアで、ちょうど渋谷区広尾との区界にあたります。西麻布の交差点といえば、ハリウッド映画「キル・ビル」のロケ地としても利用されたレストラン「権八」があります。交差点に架かる陸橋の名称は旧地名の霞町から「霞町交差点」の「霞町陸橋」(かすみちょうりっきょう)と呼ばれています。西麻布は4丁目付近と交差点の近辺はとても賑やかで有名なレストランやバーなどが多くあるイメージですが、一歩街中に入ると静かで閑静な住宅街もあります。
「麻布台」(あざぶだい)
現在の麻布台一丁目から三丁目のエリアで、ちょうど港区麻布の中央に位置しています。外務省飯倉公館など外交関係の施設が多いエリアです。「飯倉」(いいくら)という名前の由来は、江戸時代初期まで飯倉村としての農村だったことからきています。旧地名が大切に継承されている建物が見受けられます。麻布台は、森ビルによる大規模な再開発も行われているエリアで今後は新しい施設などが増え変化していきそうです。
「麻布十番」(あざぶじゅうばん)
現在の麻布十番一丁目から麻布十番四丁目で、大部分は低地にあり商店街のある下町風情が特徴的です。現在、麻布十番は商店街として賑わっていますが、開発が始まったのは江戸時代から昭和初期にかけてで職人が多く移り住んで街を広げたという、麻布独特の成り立ちによるものです。「十番」というのは十番橋など江戸時代の町名を復活させてものだそうです。麻布十番には長らく鉄道や公共の交通機関がなかったのですが麻布十番駅が開通してからは、「麻布十番祭り」が国内でも最大規模の商店街のお祭りとなっています。麻布十番の商店街は、よく見ると石畳の車道や歩道の色も落ち着いた色でとても整備されている印象があり、さすがの麻布といった雰囲気があります。
「東麻布」(ひがしあざぶ)
現在の東麻布一丁目から東麻布三丁目のエリアで、麻布十番の新一橋交差点から東京タワーまでのエリアにあたります。最寄り駅は麻布十番駅か赤羽橋駅になります。東麻布は東京タワーが見えるといった特徴はあるのですが観光スポットがないためか、都会の中の穴場とも言われている場所で、昔からお住まいの方が多い雰囲気で東麻布商店街もあり下町風情も残った静かで過ごしやすそうなエリアです。
麻布には本当にバリエーションに富んだ豊かな表情があります。高級住宅地、下町情緒溢れるエリア、国際色豊かなエリア、歴史を感じさせる趣深いエリア、開発途上のエリア。多様な価値観をすべて受容してくれそうな素敵なエリアですね♪
麻布の住宅に、弊社ロートアイアンを施工させて頂くたびに同じエリアでもまったく雰囲気が違う場所があったりと訪れる我々も楽しくなる街です。麻布は台地と平野が入り組む土地なので坂がとても多いのですが、坂の名前のほとんどが江戸時代に付けられたものだそうで、毎回坂の名前を見ては歴史をたどりたくなる楽しみもあります♪
本物のロートアイアンをじっくりとご覧ください。
暮らしを彩るデザインを専任スタッフがご提案いたします。
※事前にご予約いただければ、スムーズなご案内が可能です。