溶融亜鉛めっきは、高温で溶かした亜鉛に鋼材を浸し(どぶ漬け)、表面に亜鉛皮膜を形成する技術です。
亜鉛めっき加工を施した鋼材は、錆びや腐食を発生しません!
塗装や電気めっきなどとは異なり、亜鉛と鉄から形成される「合金層」により、亜鉛と鉄が強く金属結合しているため、長い年月を経てもめっきは剥がれることがありません。
そのため、温水プール・橋梁・水族館など多くの施設や公共の場で使用されています。
弊社は純度99.7%と高純度の亜鉛を使用。コピー用紙ほどの厚み(0.1mm)にあたる100ミクロン厚の溶融亜鉛めっき処理を全ての製品に施しております。
溶融亜鉛めっき皮膜は、鋼を完全に覆い、外部の腐食因子(酸素・水分・塩分等)から遮断することにより、鋼の腐食を防ぎます。
溶融亜鉛めっき皮膜が存在する限り、鋼は全く腐食しません。
溶融亜鉛めっきは大気中の酸素、二酸化炭素、水分等と反応し、表面に腐食生成物が形成されます。
この腐食生成物はやがて薄く緻密な不働態皮膜となり、亜鉛めっきの減耗をさらに低下させます。
亜鉛めっき皮膜は、鋼を完全に覆うことによって鋼を腐食から守りますが、万一めっき皮膜が局部的に欠損し、鋼が露出しても、周辺の亜鉛が鉄より先に溶けだすことにより、鋼は腐食しません。
この2つの防食機能により、溶融亜鉛めっき処理をした弊社のロートアイアン製品には赤サビが発生しません!
時間(手間)と費用がかかるからです。
溶融亜鉛めっきを行うためには亜鉛を24間溶融できる加熱設備や、適切な排水処理設備など、様々な設備を整える必要があります。
また、亜鉛めっき処理後にはバリ取りや歪み矯正などを行う必要があり、時間・手間そして費用がかかります。
その代わり、亜鉛溶射では製品の表面のみしかめっき処理が施せないのに対し、溶融亜鉛めっきでは製品を全て溶融亜鉛プールに浸す(どぶ漬けする)ため、門柱の内側など隅々までめっき処理を行うことができます。
フィリピンにある弊社の自社工場から近い所に溶融亜鉛めっき工場があり、作業工程として恵まれた環境で製作しております。
溶融亜鉛めっき処理は下記の工程を行います。全ての工程を丁寧に行うことで、長期に渡って赤さびができない製品へと仕上がります。
※溶融亜鉛めっきは赤サビに対する防錆処理です。白サビに対するものではありません。
本物のロートアイアンをじっくりとご覧ください。
暮らしを彩るデザインを専任スタッフがご提案いたします。
※事前にご予約いただければ、スムーズなご案内が可能です。