世界では色々なメーカーで製造しているスマートフォンですが、日本でスマートフォンといえば、iPhoneを使っている人が多いと思います。
そんな日本市場で、日本の家電メーカーのバルミューダがスマートフォン市場に新規参入を発表しましたね!!
バルミューダは、家電製品の中ではシンプルでデザイン性が高くバルミューダらしさを打ち出し成功していますので、バルミューダのスマートフォンが今後iPhoneの対抗馬となるか、差別化できるのか興味が湧いてきますね!今月末には販売されるそうなので早く手に取って見てみたいです♪
さて、本日は前回のロートアイアン工場の製造現場より10の工程の続き09.塗装についてお話させて頂こうと思います。
製造業では産業用ロボットの取り組みが活発でAI化が進んでおりますが、塗装においても塗装ロボットが開発されており自動車業界などではすでに導入されております。
塗装作業を人がするデメリットとして、塗料に含まれる有機溶剤が健康に影響を与える可能性が考えられます。弊社では作業専用のマスクを装着しておりますがロボット化できればこういった心配が改善されます。また、ロボット化することで人的ミスやムラをなくす事ができますね。
ロボット化できれば是非取り入れたいですが弊社のようなオーダーで製作するロートアイアン製品ですと形状も複雑でデザインもサイズも毎回変わる製品ですと、ロボットに毎回プロブラムしなければならず現在のロボット技術では、効率化が図れないのが現状です。また色を「ぼかす」というロボット技術がありません。
よって、人間の作業のほうがまだ産業ロボットよりも優れている状況です。ロボットは開発され進歩をしているのですが、課題としてはロボットを管理する人材が不足しているのです。操作も複雑ですしプログラミングが追い付かないといった状況なのでしょうか。色々踏まえて、弊社では塗装に関してすべて人の作業のみで行っています。
弊社の塗装は、「吹き付け塗装」という塗装をしています。吹き付け塗装は、職人の腕に頼るところが大きく技術によって塗りむらができてしまうこともあります。プラモデルを趣味で作ったりした事のある方はわかるかもしれないですが、スプレーで色をつける際に均一でむらなく塗る事は意外に難しい作業です。
ロートアイアン製品は外壁塗装のように1面ではなく3次元で4面~6面を塗装するのでさらに難易度は高いです。また、下記図の様に丁寧に塗装をするために3段階の塗装をしております。塗料はむらなく均一に塗るために、重ね塗りするのが原則です。
下塗りはエポキシ塗料を塗ります。下塗りは塗装作業の中で最も大事な工程です。丁寧に作業をしないと剥がれの原因になってしまうからです。また、塗装前下処理がしっかりできてないと下塗りにも影響がでます。下処理と下塗りという見えないところの作業がいかに大切かというのは上塗りと仕上げ塗りをした時によくわかります。
上塗りにはウレタン塗料を塗ります。上塗りは下塗りまでの工程で問題なければ綺麗にムラなく塗りやすいです。
上塗りと同じウレタン塗料を塗ります。最後の仕上げなので塗料のムラがなく全体的な仕上がりを見ながら塗装していきます。
塗装をし乾燥させて仕上げますと製品としては完成になります。次は、いよいよ最終検査となります。また次回!
アイアン工場の製造現場から-部材の切り出しと鋼材の加工-【10の工程 01.02.】
アイアン工場の製造現場から-日本の伝統技術-【10の工程 03.】
アイアン工場の製造現場から-溶接仕上げ-【10の工程 04.】
アイアン工場の製造現場から-メッキ前下地処理-【10の工程 05.】
アイアン工場の製造現場から-溶融亜鉛メッキ―【10の工程 06.】
アイアン工場の製造現場から-メッキ後バリ取り-【10の工程 07.】
アイアン工場の製造現場から-塗装前下地処理-【10の工程 08.】
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