COLUMN ロートアイアンとデザインのコラム

2021.11.12製造現場

アイアン工場の製造現場から-塗装前下地処理-

御田製作所の工場

工場にて社員の帰宅時間の風景を添えて♪

塗装前下処理

本日は前回のロートアイアン工場の製造現場より10の工程の続き08.塗装前下地処理をお話させて頂こうと思います。

メッキ前にも下処理をしておりますが、塗装前にも下地の処理を行います。下処理という作業はどの工程においても品質に関わるとても重要な作業です。長年使用する製品には、この下処理の質で耐久性も大きく左右されます。

例えば住宅の外壁塗装を考えてみますと、下処理が丁寧にされているのとされていないのとでは耐用年数も大きく変わってきますし、品質の良い塗料を選んだとしても下処理(高圧洗浄やケレン)が悪いとうまく塗料がのらず剥がれやすくなってしまったり密着度が悪いせいで耐用年数が短くなってしまう事もあります。

ロートアイアンの塗装も外壁塗装の下処理とは処理法が違いますが、同じく下処理することで強くて高品質な製品に仕上がります。

優良業者さんは下処理が丁寧 

塗装前下地処理2

下処理は大事だと何度もお伝えしていると思いますが、この下処理・・・見えませんし丁寧に下処理されているかいないかなんてわからないですよね・・・。

そうなんです、購入する人からすれば大事なチェックポイントになるところなのにチェックできないという・・・なんとももどかしいところです。

下処理は見えないところなので中には、下処理の手を抜いたり工程を省いたりする業者もいるようです。弊社ができるアドバイスとしては、同じ業者さんの施工された現場で10年程度たっているものを見てみるのが一番かと思います。出来れば同じような環境の現場が参考になるかと思います。

優良業者であれば、下処理がどれだけ大切なのかも知っていますし長年安心できる製品を考えているはずなので下処理について質問をしても詳しく説明してくれると思います。

見栄えだけでなく見えないところもしっかりと丁寧に製作している業者さんを選ぶと良いと思います。

塗装前の下処理はノウハウ

塗装前の下処理場

塗装前の下処理は、各業者さんによってそれぞれの処理法があるかと思います。ここは、ノウハウになるのかもしれません。

溶融亜鉛メッキをした鉄は、塗料がのりにくいので企業努力によって鉄と塗料の密着性を高める処理をしています。

弊社の下処理は、ざっくり言うと高級車の塗装と同じような処理をしています。詳しくお伝えできないのが心苦しいですがここでの工程は非常に繊細な作業になります。

表面の不純物をすべて取り除き埃ひとつないような状態にするのです。手には油分や汚れがあるので素手で触れることも禁止しています。全部で3つの工程を経て処理を終わらせます。

処理が完了したものは乾燥させて次の工程に入ります。

次回は、「09.塗装」です。塗装にも当社のこだわりがあるので次回を是非お楽しみに!

最後までお読みいただきありがとうございます。

良い週末をお迎えください♪

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