さて、本日は久しぶりに世界のロートアイアンシリーズ、スペインをお届けしたいと思います♪
15世紀以前のスペインの鉄工品は、基本的にフランスやイギリスのものとよく似ていました。
スペインの鍛冶屋は、あらゆる種類のバリエーションを巧みに利用して教会の礼拝堂のスクリーンや窓格子など想像力豊かな紋章を考案しました。
その後、並外れた能力を持つ多くのムーア人の職人が鉄工品に多くの影響を与えゴシック様式とムーア様式が混ざり合った結果、ムデハル様式が生まれました。
ムデハル様式はキリスト教のアンダルシア征服の後にスペイン地域に残ったムーア人達が作り上げた様式で建物の壁面に幾何学文様の装飾を施しています。
1450 年頃から 1525 年頃のルネサンス期の鉄工品は、他国では達成されなかった壮大さと素晴らしさの頂点に達しました。
スペインの職人の歴史では、特に16世紀の間、鍛冶屋は最も忙しかったと言われています。 1世紀以上にわたって工芸品を支配してきた鉄製品として、スペインの大聖堂で見られるスクリーンは象徴的な存在になっています。
通常、このようなスクリーンの上には紋章があり、単純な装飾の場合もありますが、多くの場合、多数の人物が描かれた非常に精巧なデザインになっています。
明るい色、銀メッキ、金メッキを使用すると、印象的な美しさが増してとても魅力的です。
スペインの町中で良く見かけるロートアイアンのバルコニーフェンスなどは、スペインの鍛冶屋の並外れた技術と力を示しています。
スペインといえば、ガウディ。ガウディの作品にも技術と発想の素晴らしさが表現されています。
小規模の鉄細工は、門、バルコニー、窓のスクリーンに見られます。サモラ大聖堂には錬鉄製の説教壇も存在します。
また、スペインの街並みを眺めてみると多くのドアは精巧なくぎの頭やエンボス加工された鋲で飾られているのを見かけます。
ロートアイアンの魅力の一つは、流線を活かした製品が作れることです。
鉄は硬いですが、熱を加えることでどのような形も作ることができるのでスペインにはその性質を生かした素晴らしい作品にたくさん出会えます♪
本物のロートアイアンをじっくりとご覧ください。
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