さて本日は、ロートアイアンがいかに手間のかかる製品であるかというお話です。
弊社のようなロートアイアン一筋の本気の専門メーカーは本当に数少ないというのを日々感じています。
工業化、AI化と世の中が進歩していく中で、我々のような手作業や人の手間をかけて製作する製品は、希少なものになってきています。
だからこそ、価値を認めて頂いたりお客様に「やっぱりロートアイアンはいいね~、重厚でやっぱり本物だよな~」と感動して頂ける事が我々にとっては本当に嬉しい事なのです。
手間のかかる作業内容としては、主に以下になります。
溶融亜鉛メッキは、錆(さび)防止対策としては、最強の処理なのですがデメリットとして高温処理になるので歪みが発生したりします。
なので、メッキ後に歪みを補正したりする必要がありますしバリ(表面のギザギザした突起)取りを行い滑らかな表面になるよう手作業で細やかな作業をする必要があります。この作業は時間もかかりますし、丁寧に作業をしないとその後の塗装にも影響するので大切な工程です。
綺麗に表面処理を行った後は、ただ塗っておしまいというわけにはいきません。塗料を塗るのにも下塗り、上塗り、仕上げ塗りとむらなく塗れるよう丁寧に手をかけて作業をしています。
先日、塩害のある地域のご邸宅に納めた16年前の弊社のロートアイアン製品を見る機会がありましたが、まったく錆がなく綺麗な状態で安心したのと同時に嬉しくなり写真を撮って工場に共有しました。経年劣化した自社製品を見ることは、自分達の仕事を振り返る上でも大切ですね。
手間のかかる製品ですが、手間をかけただけ、丁寧に製作しただけ、長年お客様に安心して本物を楽しんで頂ける製品になるのですから妥協せず引き続き良い製品をつくっていきたいです♪
本物のロートアイアンをじっくりとご覧ください。
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